中山11Rのセントライト記念(3歳・GII・芝2200m)はウインオーディン(牡3、美浦・鹿戸雄一厩舎)で好配当を狙う。

　勝ち星は昨夏の未勝利のみ。このメンバーにまじると実績では見劣る。ただ、今年3戦の内容はいずれも悪くない。共同通信杯は上がり3F最速をマークしての0秒5差5着。皐月賞にしても初の2000mながら、後方から渋太く脚を使って1秒3差の8着だから、合格点といえる走りだった。そして前走の阿賀野川特別は後方から追い上げて0秒2差の2着。京都新聞杯3着の実績馬・リビアングラスにはうまく逃げ切られたものの、持久力のある末脚は強く印象に残った。

　今回は格上挑戦での重賞チャレンジとなるが、休み明けの強豪に対し、一度使われているのは強み。渋太く脚を使えるタイプなので、ロングスパート勝負になりやすい中山芝2200mも合うはずだ。皐月賞で1秒3も前にいたソールオリエンスを逆転できるかとなると何とも言えないが、肉薄するシーンがあっても決して不思議ない。