J・G1を9勝した絶対王者・オジュウチョウサンの半妹スターチョウサン(牝2歳、美浦・小島茂之厩舎、父ブリックスアンドモルタル)が、10月15日京都5R(芝1800メートル、外回り)で武豊騎手を背にいよいよデビューする。小島調教師は「オーナーが、どうしても武豊騎手に乗ってもらいたいということで、彼が乗れるレースで調整していました」と経緯を説明する。

　1日の中山5Rを除外され、5日は美浦・坂路で3頭の真ん中に入り、55秒7―13秒5。6日に栗東トレセンに移動し、7日は小島調教師を背に初めて馬場入りした。坂路を64秒5―15秒8で駆け、「まだ前に出たくないので、(栗東滞在中の)シーズンリッチに誘導してもらいました。5日は、1日(美浦・坂路で53秒8)の感じで乗りましたが、前日の雨で馬場が重くて、(追い切り後は)フーフー言っていました」といい負荷がかかったことを伝える。

　続けてトレーナーは「胴長で長距離向き。来週の追い切りは、武さんに乗ってもらうか思案しています。15日はキタウイングも秋華賞を使うので、一緒に馬運車にも乗れて結果的に良かったです」と、不思議な巡り合わせを感じていた。