ディラントーマスがジャパンC回避

2007年11月20日 19:00

 JRAは20日、ジャパンC(GI)に出走を予定していたディラントーマス(牡4、愛・A.オブライエン厩舎)が同レースへの出走を取り止めたと発表した。

 これは入国するために必要な検査で、馬ウイルス性動脈炎(EVA)の陰性が確認できなかったため、日本とアイルランド両国間の衛生条件上の規定により、日本への入国が許可されず、同レースに出走できなくなったもの。

 同馬はこれまでに今年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(英G1)、凱旋門賞(仏G1)などG1・6勝。15日の来日後は競馬学校で調整が進められており、21日に東京競馬場に移動する予定となっていた。なお、他の招待馬については検疫を終了し、明日東京競馬場へ移動する予定。

 馬ウイルス性動脈炎とは、家畜伝染病予防法により届出伝染病に指定されている馬固有のウイルス性疾患であり、流産を起こすことから馬産国では警戒されている。発熱、発疹、浮腫などの臨床症状が見られるが、軽微なことが多く、特に急性期を過ぎた牡馬は不顕性のキャリアーとなる点が特徴的。世界的に広く分布しているが、日本ではこれまで発生はない。

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