前走の府中牝馬Sは勝ちに等しい内容の2着だったルージュエヴァイユ(ユーザー提供:ゆうちゃんさん)
世界的な良血馬の
ルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)でGI初制覇を狙う。
ルージュエヴァイユは父
ジャスタウェイ、母ナッシングバットドリームズ、母の父
Frankelの血統。母は未出走だが、祖母の
デインドリームは11年の凱旋門賞の覇者。12年にはキングジョージ6世&クイーンエリザベスSを制し、史上初めて両レースを制した牝馬となっている。
ここまで10戦4勝。3歳時はフ
ローラSが5着、オークスが6着と重賞で涙を飲んだが、徐々に地力強化してきた。前々走の
エプソムCで牡馬相手に2着と健闘すると、秋の始動戦となった府中牝馬Sも上がり3F32秒7を繰り出してハナ差の2着。スローペースで大逃げを打った
ディヴィーナを捕まえることはできなかったものの、勝ちに等しい内容だった。父系祖父のハーツクライ由来と思わせる成長力は底知れない。
今年で開業12年目を迎えた黒岩陽一調教師にとってもGI初制覇がかかる一戦。人馬揃っての初タイトルを期待したい。