GI初制覇を目指すブレイディヴェーグ(今年9月撮影、ユーザー提供:evangelionさん)
美浦の新進気鋭・宮田敬介厩舎が、エリザベス女王杯(3歳上牝・GI・芝2200m)の
ブレイディヴェーグ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)でJRA・GI初制覇を狙う。
宮田厩舎は20年に開業。これまでにJRAで重賞2勝を含む83勝を挙げている。22年には
ダンシングプリンスでリヤドダートス
プリント、さらにはJBCスプリントも制し、海外重賞初制覇とJpnI初制覇を果たしている。JRAのGIには延べ5頭が出走し、21年日本ダービーの
グレートマジシャン、22年菊花賞の
ドゥラドーレスの4着が最高着順だが、
ビッグタイトル獲得は時間の問題だろう。
ブレイディヴェーグはここまで4戦2勝、2着2回。2度の骨折で出世が遅れているが、すべてのレースで非凡なポテンシャルを見せている。前走のローズSも1番人気に応えることはできなかったが、上がり3F最速となる32秒9をマークして1馬身半差の2着。勝ったのは続く秋華賞で
リバティアイランドに1馬身差まで詰め寄った
マスクトディーヴァだから、悲観する必要はない。
あえて秋華賞を見送り、ここ一本の調整。この判断が吉と出て、43歳の若きトレーナーに初の
ビッグタイトルをもたらすことを期待したい。