地方交流の3歳牝馬限定重賞「第34回ロジータ記念」が8日、川崎競馬場で行われた。2番人気の
メイドイットマムが直線先頭から押し切って優勝、3つ目の重賞タイトルを手にした。同馬には「第69回クイーン賞」(Jpn3、11月29日、船橋)、「第17回東京シンデレラマイル」(S3、12月30日、大井)への優先出走権が与えられた。
「スタートを出さないで楽にあの位置が取れた」と本橋が振り返ったように、スッと2番手のポジションをキープ。逃げた
リコシェを終始マークする形になったが、勝負どころでは自ら動いていった。3コーナー、前走で8馬身引き離された
マテリアルガールが外から上がってきたが、ワンタイミング早く動いて4コーナーでハナに立った。直線は右ステッキの連打。ゴールでは4馬身引き離した。
「勝負どころで行かない馬が自らハミを取った。手前を替えてからも、もうひと伸びしてくれたし状態が凄く良かった。これからは年上と対戦するが、やってくれると思う」と本橋は満足そうに振り返った。次走は「全くの白紙」と石井師。それでも「距離的にはマイルくらいがいいと思う」と距離を縮めての重賞獲りに狙いを定めていた。
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メイドイットマム 父
ノヴェリスト 母コマノスクアーロ(母の父ゼンノロブロイ) 牝3歳 船橋・石井勝男厩舎 馬主・木村牧場 生産者・北海道むかわ町の新井牧場 戦績13戦5勝(南関東7戦4勝) 総獲得賞金7953万6000円。