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【エリザベス女王杯】人生観変わったゴールドアクター有馬Vから8年、ゴールドエクリプスへの思い

2023年11月10日 07:00

G1初挑戦で勝利を目指すゴールドエクリプス

◆第48回エリザベス女王杯(11月12日、京都・芝2200メートル)

 第48回エリザベス女王杯・G1(12日、京都)は9日、出走馬が決まった。ゴールドエクリプスを送り込む居城(いしろ)寿与オーナーは、ゴールドアクターで15年有馬記念を制した父の思いを継ぎ、オーナーブリーダーとして8年ぶりのG1制覇を目指す。 ゴールドアクターが15年に有馬記念を制して以来、8年ぶりのG1制覇へ。ゴールドエクリプスが躍進の時を迎えた。オーナーの居城寿与氏は父の要氏が茨城・美浦トレセンのそばで開業した競走馬などの飼料卸売業の居城飼料、北海道新冠町・北勝ファームの代表取締役。オーナーブリーダーとして競走馬を送り出している。

 ゴールドアクターの母ヘイロンシンは平地では未勝利だったが、障害で2勝。オーナーでもあった父の要氏が「母以上の障害の一流馬に」と配合相手に選んだのがスクリーンヒーローだった。居城オーナーは「(有馬記念)前日の中山大障害に出るのが目標だったのに有馬記念を勝つんだから、人生観を変えられた馬です」と当時を振り返る。

 有馬記念を制した翌16年の6月に父が死去。その後、寿与氏がオーナー業を引き継ぎ、引退後は種牡馬として供用を始めた。「他の人がやらないことをしてみたいと思い、牧場にいる肌馬のほぼ全てにゴールドアクターをつけよう。人生観を変えたゴールドアクターの子供で、もう一度、有馬記念にゲートインしたいです」と決意した。

 その夢の途中、種牡馬入りしたばかりの19年にゴールドエクリプスは生まれた。「牧場として新たにキングカメハメハの血を取り入れたくて、牝馬なら、ゆくゆくはゴールドアクターとの子供を産んでほしい」との思いから、直子のドゥラメンテが父だった。

 徐々に力をつけ、4歳秋に前走の大原Sを制してオープン入り。エリザベス女王杯挑戦に「当初は使おうとは思っていなかったのですが、大久保龍志調教師から『女王杯に行きませんか』と言われました」と信頼を寄せる。大舞台に向け、「ゴールドアクターの(有馬記念の)ときと同じで挑戦者の立場で気負いはないです。初めての2200メートルですが、父も母もスタミナは秀でているので」と悠然と構える。

 11日の福島・奥羽Sにはゴールドアクター産駒で、弟のゴールドバランサーが出走する。「土曜に福島に行き、その日のうちに京都に行く予定で、忙しくなりそうですね」と笑顔。手塩にかけた愛馬が、夢への大きな一歩を刻む。(松井 中央)

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