混戦を勝ち切ったアイスリアン(左奥、カメラ・高橋 由二)
11月12日の京都10R・室町S(3歳上オープン、ダート1200メートル=16頭立て)は、単勝12番人気の
アイスリアン(牝5歳、栗東・高柳大輔厩舎、父
キズナ)が直線で馬群を割って抜け出し、前走の初風S(3勝クラス)に続く連勝でオープン初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分12秒5(稍重)。
序盤は先行集団のすぐ後ろ。馬群の切れ目に出たところで内ラチ沿いに進路をとった。手応え十分にコーナーを回ると、直線は内寄りで馬の間を縫うように伸び、最後は3頭の競り合いを首差で制した。
西村淳也騎手は「うまくいきました。一瞬しかいい脚が使えませんが、うまく内に入れてロスなく運べました。馬もよく応えてくれました」と相棒をたたえた。
高柳大調教師は「稍重は合っていると思います。成長しているのか、しぶとく伸びてくれました。けっこう使ったので放牧に出します」と話した。