京都2歳Sを制したシンエンペラー(撮影・石井剣太郎)
「京都2歳S・G3」(25日、京都)
1番人気に支持された
シンエンペラーが鮮やかな差し切り勝ちを決め、無傷2連勝で重賞初制覇を果たした。
道中は後方で脚をため、向正面から徐々に進出を開始。4角から一気にラストスパートをかけると、直線で鋭い切れ味を発揮し、馬場の真ん中を一気に突き抜けた。勝ちタイムは1分59秒8(良)。2着に10番人気の
プレリュードシチー、3着に3番人気の
サトノシュトラーセが入った。
この日、特別3連勝を含み、4勝を飾ったモレイラは「スタートして、理想のポジションよりも少し後ろになってしまい、さらに前に行った馬がなかなか前に進まない流れ。向正面から少しずつ前のポジションを取りながら、直線に入って行き、前を進んでいる馬の後ろにつけることができたので、後半の方が流れが良かった。そんなにスムーズな競馬ではなかったけど、少しずついい流れになりました」と振り返った。
20年凱旋門賞馬
ソットサスを全兄に持つ良血。「能力が高い馬しかできない勝ち方をしてくれたので、さすが凱旋門賞馬の血統です」と今後へ期待を寄せた。