現地時間9日、香港・シャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(3歳上、香G1・芝2400m)は、O.ペリエ騎手騎乗のドクターディーノ Doctor Dino(牡5、仏・R.ギブソン厩舎)が中団追走から脚をためると、直線で一気に末脚を伸ばし、外から伸びたキジャーノ Quijano(独)に1.1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは2分28秒2(良)。さらに1/4馬身差の3着にブッソーニ Bussoni(独)が入り、1番人気ディラントーマス Dylan Thomas(愛)は後方から伸びを欠き7着に敗れた。
勝ったドクターディーノは父Muhtathir、母Logica(その父Priolo)という血統の仏国産馬。03年8月のドーヴィルイヤリングセールにて3万8000ユーロで落札されていた。
04年7月にデビュー勝ち。昨年のアンドレバボワン賞(仏G3・芝1900m)で重賞初制覇を果たすと、今年のシンガポール航空国際C(星G1)ではシャドウゲイトの3着。マンノウォーS(米G1・芝11f)でG1初制覇を果たし、前走の英チャンピオンS(英G1)は3着に入っていた。通算成績23戦7勝(重賞3勝)。