2歳ダート王を目指すサトノフェニックスと和田竜二騎手(今年11月撮影、ユーザー提供:人参畑さん)
和田竜二騎手が全日本2歳優駿(2歳・JpnI・ダ1600m)の
サトノフェニックス(牡2、栗東・西園正都厩舎)で約5年ぶりのJpnI制覇を狙う。
和田竜二騎手は96年デビューの46歳。関西を代表するベテランジョッキーで、JRAでは重賞50勝を含む通算1479勝。05年以降は19年連続で40勝以上をマークしている。GI、JpnIはテイエムオペラオーでの7勝を含め、JRAで8勝、NARで3勝。しかし、19年の川崎記念を
ミツバで制して以降は勝利から遠ざかっている。その間、20年高松宮記念では
クリノガウディーで1位入線しながら、直線で斜行したために4着降着という悔しい思いもしている。
今回のパートナーは
サトノフェニックスだ。デビュー戦からコンビを組んで3戦2勝。前走の兵庫ジュニアグランプリは初黒星となる2着だったが、勝った
イーグルノワールとは僅かにハナ差だから、勝ちに等しい競馬だった。これまではコーナーで外に張る面があったが、初の左回りがプラスに出る可能性も十分ある。和田竜二騎手にとっては久々に巡ってきた有力馬でのGI&JpnI参戦。令和初の
ビッグタイトル獲得を期待したい。