21年および23年のアイビスSDを制したオールアットワンス(牝5、美浦・中舘英二厩舎)が14日、JRAの競走馬登録を抹消された。今後は繁殖牝馬となる予定だが、繋養先は未定。JRAが同日、ホームページで発表した。
オールアットワンスは父マクフィ、母シュプリームギフト、母の父ディープインパクトという血統。半妹に22年のクイーンCを制したプレサージュリフトがいる。
本馬は20年7月の福島芝1200m戦でデビュー。初陣で白星を挙げると、続く9月のカンナSも制す。21年春には重賞の葵Sで3着に入り、初の千直挑戦となった同年のアイビスSDで、1番人気に応えて重賞初制覇を飾った。
連覇を狙った22年の同レースは6着。そこから1年ぶりの出走となった今年のアイビスSDは、当初に騎乗予定だったC.ホー騎手が落馬負傷のため、かつての主戦である石川裕紀人騎手に急遽乗り替わり。9番人気の伏兵評価を覆して豪快な差し切り勝ちを収め、同一競走2度目の制覇を果たした。前走のカペラSがラストランとなり、通算成績は13戦4勝(うち重賞2勝)。
(JRAのホームページより)