89年のJRA年度代表馬に選ばれたイナリワン(牡23)が、28日(金)に大井競馬場で行われるイベント「イナリワン里帰り」に登場することがわかった。
当日は、実際にコースでお披露目されるほか、優勝した88年東京大賞典のプレイバック実況も行われる。主戦だった宮浦正行現調教師も参加する予定。当初は8月18日に実施予定だったが、馬インフルエンザの影響で中止になっていた。
イナリワンは父ミルジョージ、母テイトヤシマ(その父ラークスパー)という血統。86年に大井・福永二三雄厩舎からデビューし、東京王冠賞(大井)、東京大賞典(大井)などを制覇。89年に美浦・鈴木清厩舎に移籍後は同年の天皇賞・春(GI)、宝塚記念(GI)、有馬記念(GI)を制しJRA年度代表馬に選ばれた。通算成績25戦12勝(うち地方14戦9勝、重賞6勝)。
引退後は種牡馬入りし、ツキフクオー(東京王冠賞)、イナリコンコルド(大井記念)、シグナスヒーロー(日経賞-GII・2着)などの活躍馬を輩出。04年に種牡馬を引退し、現在は北海道新ひだか町のポニーファームで余生を過ごしている。イベントの概要は以下の通り。
【実施日】
12月28日(金)
【実施時間】
最終競走終了後 18時00分頃〜
【実施場所】
TCK場内パドック
【出演者】
宮浦正行調教師、福永敏調教師補佐、及川サトル氏(司会)
【実施内容】
・TCKパドックにて、イナリワン号のお披露目
・及川サトル氏による、88年「第34回東京大賞典プレイバック実況」
http://www.tokyocitykeiba.com/news/news.php?id=1164