藤田菜七子騎手＝美浦・根本康広厩舎＝は、引き続き小倉へと滞在し7鞍(土曜6鞍、日曜1鞍)に騎乗を予定している。

　土曜8Rはアンノウンウォリアに3戦連続の騎乗となる。前走は3番手で運びながら、最後の直線ではいっぱいになり7着に敗戦。1番人気に応えることができなかった。「前走は動きたいところで動けませんでした。前走は馬体が減っていて馬の感じが2走前と違った感じでした。休み明けでフレッシュな状態の方がいいと思っていますし、この条件も合っていると思うのでいい競馬をしたいですね」。現級では2度の連対歴があるだけに巻き返しを期待したいところだ。

　土曜12Rのセイウンスイートも初騎乗ながらも、現地で手綱を執りコンタクトを図った。「テンションがすごく高い馬なので滞在は合っていると思います。この条件でこの馬のスピードを生かしたいです」。

　土曜1Rのヨリノサルティアはデビュー戦が砂の6ハロン戦で11着。今回はダート1700メートルへ一気の距離延長となる。「前走はまだ少し体に余裕がある状態での競馬でした。その中でも思ったよりもゲートも出てくれてセンスのいいところを見せてくれました。競馬に行って前向きなところがいい方に出てくれましたね。小倉の1700メートルも合いそうなイメージがあります。前走ぐらいゲートを出てくれれば前、前で運ぶレースをしたいと思います」とプランを描く。

　日曜3Rはシャドウダッチェスと実戦では初コンビ。中間は調教に騎乗し感触を確認した。「以前にも乗っていたんですが、馬の雰囲気は良さそうです。少しもまれ弱いところがあるので、1000メートルがどう出るかですね。枠も大事になりますしスムーズに運びたいです」とポイントを挙げる。

【土曜小倉】

1Rヨリノサルティア(牝3歳、美浦・根本康広厩舎、父コパノリッキー)

2Rフォカッチャ(牝3歳、美浦・小手川準厩舎、父ミッキーグローリー)

3Rマンダリア(牝3歳、美浦・水野貴広厩舎、父ラブリーデイ)

6Rビッグロードヒマリ(牡3歳、美浦・尾形和幸厩舎、父アメリカンペイトリオット)

8Rアンノウンウォリア(牡5歳、栗東・平田修厩舎、父マジェスティックウォリアー)

12Rセイウンスイート(牝4歳、美浦・栗田徹厩舎、父サトノクラウン)

【日曜小倉】

3Rシャドウダッチェス(牝4歳、美浦・深山雅史厩舎、父ヘニーヒューズ)