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キャロットC

たった1頭が繋げたキョウエイマーチの“血” アルセナールがクイーンCで桜の舞台狙う

2024年02月07日 19:45

97年の桜花賞を制したキョウエイマーチ(撮影:下野雄規)

 東京競馬場で2月10日(日)に行われるクイーンカップ(3歳牝・GIII・芝1600m)で、アルセナール(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が重賞初制覇を狙う。同馬は父エピファネイア、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャーという血統。97年の桜花賞馬キョウエイマーチは曾祖母にあたる。

 キョウエイマーチは96年から00年にかけて活躍した。抜群のスタートセンスとダッシュ力を武器にして、短距離から2000mまで重賞5勝。ダートでもトップクラスの実力をもった“二刀流”の馬としても知られ、99年にはフェブラリーSで5着、南部杯で2着に好走している。

 引退後は繁殖入りしたが、07年に急逝したため、残された産駒はわずか4頭。そこから後世まで血が繋がったのは初仔のヴィートマルシェだけだったが、枝葉は近年大きな広がりを見せている。産駒のマルシュロレーヌはダートグレード競走4勝を挙げ、21年にはアメリカのBCディスタフ(米G1)を制覇する偉業を達成。さらにバーデンヴァイラーが佐賀記念、マーキュリーCを制している。

 ヴィートマルシェの2番仔サンブルエミューズからは、昨年のマイルCS勝ち馬ナミュールと、22年のアルテミスSを制したラヴェルが誕生。キョウエイマーチが届かなかったダートGIやマイルCSのタイトルを、子孫たちが獲得してみせた。芝やダート、そして世界まで。たった一頭が紡いだ貴重な“血”は、いまや日本競馬の血統表を塗り替えそうな勢いだ。これは奇跡的と言っても過言ではないだろう。

 アルセナールも先輩らに続けるか。昨年11月の新馬戦は3コーナー手前から馬なりで進出すると、直線は坂上でするどく伸びて1馬身差の完勝。着差以上の強さを感じ、さすが“良血”を思わせる内容だった。目指すはキョウエイマーチが咲いた桜の舞台。クイーンCで初タイトルを獲得して、先へと弾みをつけたい。

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