13日、京都競馬場で行われたシンザン記念(3歳、GIII・芝1600m)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気{horse=2005105009:ドリームシグナル}(牡3、栗東・西園正都厩舎)が、後方追走から直線外を鋭く伸び、5番人気ドリームガードナーに2.1/2馬身差をつけ差し切った。勝ちタイムは1分35秒4(良)。さらにハナ差の3着に4番人気マヤノベンケイが入った。
勝ったドリームシグナルは、父アグネスデジタル、母がJRA1勝のダイイチアピール(その父サンデーサイレンス)。半兄にJRA現3勝のホクトスルタン(牡4、栗東・庄野靖志厩舎、父メジロマックイーン)がいる血統。
昨年7月にデビューし、3戦目で初勝利。続く京王杯2歳S(GII)で2着に入った後、前走の朝日杯フューチュリティS(GI)では4着と、重賞で好走を続けていた。通算成績6戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の岩田康誠騎手は、アドマイヤオーラで勝った昨年に続くこのレース連覇。JRA重賞は先週の京都金杯(GIII、エイシンデピュティ)に続く2週連続勝利で、通算13勝目。管理する西園正都調教師は、06年京王杯2歳S(GII、マイネルレーニア)以来のJRA重賞制覇で、通算6勝目となった。
なお、現3歳が初年度の新種牡馬アグネスデジタル(牡11、父Crafty Prospector)は、この勝利が中央、地方通じて産駒の重賞初制覇。これまでにドリームシグナルのほか、エイムアットビップ(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)がファンタジーS(GIII)2着、阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)3着と、重賞では惜しいレースが続いていた。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。