27日、京都競馬場で行われた平安S(4歳上、GIII・ダート1800m)は、角田晃一騎手騎乗の6番人気{horse=2000101528:クワイエットデイ}(牡8、栗東・松元省一厩舎)が、好位の内から直線半ばで先頭に立つと、中団から差を詰めた1番人気メイショウトウコンの追撃をクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分51秒0(稍重)。さらにアタマ差の3着には5番人気マコトスパルビエロが入り、2番人気ドラゴンファイヤーは後方追走から伸びを欠いて9着に終わっている。
勝ったクワイエットデイは、父サンデーサイレンス、母は米2勝のアリーズデライト(その父Alydar)という血統。02年11月のデビューから4戦目で初勝利を挙げ、その後も04年1月の早鞆特別(1000万下)から05年4月の梅田S(1600万下)まで14戦連続で3着以内に入るなど、ダートの中距離戦で活躍。06年の雅S(1600万下)を勝ってオープン入りを果たした。昇級後は勝ちきれないレースが続いたが、昨年の仁川S(OP)を10番人気で逃げ切ると、9番人気で臨んだマーチS(GIII)では最後方からの追い込みを決めて重賞初制覇。今回の勝利で重賞2勝目となった。通算成績39戦9勝(重賞2勝)。
鞍上の角田晃一騎手は昨年の北九州記念(GIII、キョウワロアリング)以来のJRA重賞制覇で通算36勝目。管理する松元省一調教師はクワイエットデイで制した昨年のマーチS以来のJRA重賞制覇で通算23勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。