30日、川崎競馬場で行われた川崎記念(4歳上、交流GI・ダート2100m、1着賞金6000万円)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気{horse=2002101312:フィールドルージュ}(牡6、栗東・西園正都厩舎)が、好位3、4番手追走から、逃げ粘る2番人気フリオーソとの叩き合いを制し、同馬に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分13秒1(稍重)。さらに4馬身差の3着に3番人気シャドウゲイトが入った。なお、ヴァーミリアン、サンライズバッカスは出走を取り消している。
勝ったフィールドルージュは、父クロコルージュ、母メジロレーマー(その父リンドシェーバー)、3代母は86年の牝馬3冠(桜花賞、オークス、エリザベス女王杯-いずれもGI)を制したメジロラモーヌ。半兄に04年東京ダービー(南関東G1)3着のジョウテンデヒア(父デヒア)がいる血統。
04年9月にデビューし、4戦目で初勝利。06年の韓国馬事会杯(1600万下、中山・ダート1800m)を勝ってオープン入りを果たすと、06年ジャパンCダート(GI)3着、07年ジャパンCダート2着など重賞戦線で活躍。前走の名古屋グランプリ(交流GII)で重賞初制覇を果たしていた。通算成績24戦9勝(うち地方2戦2勝、重賞2勝)。
鞍上の横山典弘騎手は、96年、97年(いずれもホクトベガ)に続くこのレース3勝目で、交流GIに格上げされてからは初勝利。交流GIは97年南部杯(タイキシャーロック)、04年南部杯(ユートピア)に続く3勝目。管理する西園正都調教師は交流GI初勝利となった。
また、勝ち馬の父クロコルージュ(その父Rainbow Quest)は、中央、地方通じて産駒のGI初制覇。30日現在、フィールドルージュが唯一の重賞勝ち馬となっている。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。