７日の福島８Ｒを４番人気のマルカブリッツで制し、福永祐一調教師（４７）＝栗東＝がＪＲＡ初勝利を挙げた。今年３月の厩舎開業から通算１３戦目でのＶ。それまでに２着４回と惜しい競馬が続いており、待望の瞬間となった。福永師は「縁のある方々の馬で勝てて、とてもうれしいです。松永（昌）先生が大事に使ってくれていました。馬も頑張ってくれたし、小沢大仁君も上手に乗ってくれた」と感謝を口にした。

　阪神１０Ｒでは１番人気のエーデルブルーメで２勝目を飾り、阪神競馬場のファンから祝福された。ウイナーズサークルでの口取りに調教師として初めて臨み「間違えて騎手の所に上りそうになった」と笑顔。今後に向けては「騎手の時はできあがった馬に騎乗する。競馬に使うのは簡単ではないと痛感しています。自分の技術や管理能力を高めて、オーナーやファンに喜んでもらえるような馬を送り出していきたい」と気持ちを新たにしていた。