【オークス結果】樫の女王はチェルヴィニア! 桜花賞13着から巻き返し

2024年05月19日 15:46

オークスを制したチェルヴィニア(撮影:下野雄規)

 19日、東京競馬場で行われた第85回オークス(3歳・牝・GI・芝2400m)は、中団後方から直線で一気に各馬を差し切ったC.ルメール騎手騎乗の2番人気チェルヴィニア(牝3、美浦・木村哲也厩舎)が、内の馬群を抜けて一旦は先頭に立った1番人気ステレンボッシュ(牝3、美浦・国枝栄厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分24秒0(良)。

 さらに1.3/4馬身差の3着に3番人気ライトバック(牝3、栗東・茶木太樹厩舎)が入った。

 勝ったチェルヴィニアは、父ハービンジャー、母チェッキーノ、その父キングカメハメハという血統。2歳時はアルテミスSを強い内容で勝つも、脚部不安で阪神JFを回避。復帰戦となった桜花賞では不利もあって13着と惨敗を喫したが、この大一番で本来の力を発揮し樫の女王の座に輝いた。母チェッキーノは2016年のオークスでクビ差の2着(勝ったのはシンハライト)に敗れており、母の無念も晴らす形となった。


【オークス】イギリスのオークスに範をとり、1938年に「阪神優駿牝馬」の名称で創設。当時、日本と競馬先進国では3歳牝馬の成長度に半年程度差があると考えられており、実施は秋だった。46年に開催場を東京競馬場に変更し、現在の「優駿牝馬」に改称。53年には実施時期を海外と同じく春に変更し、今に至る。オークスは英ダービーの創設者である第12代ダービー卿エドワード・スミス・スタンレーが、樫の森が茂るオークスと呼ばれる土地を所有し、彼の結婚記念として3歳牝馬のレースを行ったことが由来。

【勝ち馬プロフィール】
◆チェルヴィニア(牝3)
騎手:C.ルメール
厩舎:美浦・木村哲也
父:ハービンジャー
母:チェッキーノ
母の父:キングカメハメハ
馬主:サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 チェルヴィニア 2人気
2着 ステレンボッシュ 1人気
3着 ライトバック 3人気
4着 クイーンズウォーク 5人気
5着 ランスオブクイーン 14人気
6着 スウィープフィート 4人気
7着 サンセットビュー 15人気
8着 エセルフリーダ 11人気
9着 アドマイヤベル 8人気
10着 ホーエリート 13人気
11着 ラヴァンダ 12人気
12着 コガネノソラ 7人気
13着 サフィラ 10人気
14着 ミアネーロ 9人気
15着 パレハ 17人気
16着 タガノエルピーダ 6人気
17着 ショウナンマヌエラ 18人気
18着 ヴィントシュティレ 16人気

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