3年3カ月ぶりのコンビとなる横山典弘騎手とステラヴェローチェ(20年12月撮影、ユーザー提供:manabooさん)
今週も主役はノリさんだ。横山典弘騎手が
ステラヴェローチェ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)で安田記念(3歳上・GI・芝1600m)の23年ぶり3勝目を狙う。
横山典弘騎手はこれまで安田記念に24回騎乗。96年に1番人気のトロットサンダーに騎乗し、タイキブリザードをゴール前で捕らえて初制覇。01年に9番人気の伏兵ブラックホークで大外一気を決めて2勝目を手にしている。しかし、その後は09年のカンパニー、20年の
ノームコアで2回ある4着が最高着順。3勝目はお預けとなっている。
今年のパートナーは
ステラヴェローチェだ。2歳時にコンビを組み、サウジアラビアRCを制し、朝日杯FSで2着の実績あり。3歳春以降は手綱を取る機会がなかったため、今回が実に3年4カ月ぶりのタッグとなる。酒井学騎手が騎乗した前走の大阪杯は僅差の4着だから、ここでも地力は上位だろう。あとはマイルへの対応がカギだ。
横山典弘騎手が2週連続でJRAのGI制覇となれば、10年のヴィクトリアマイル・
ブエナビスタ→オークス・
サンテミリオン、15年の天皇賞(春)・
ゴールドシップ→NHKマイルC・
クラリティスカイに続いて3回目となる。内か外か、前か後ろか。今週も「東のレジェンド」の手綱捌きに酔いしれたい。