2日、阪神競馬場で行われた、すみれS(3歳OP、芝2200m)は、武豊騎手騎乗の1番人気キングスエンブレム(牡3、栗東・石坂正厩舎)が、道中は2番手を追走。直線に向いて満を持して追い出されると鋭く伸び、2番人気モンテクリスエスに1馬身差をつけて快勝した。勝ちタイムは2分15秒4(良)。さらに3馬身差の3着には4番人気ダンツウィニングが入り、3番人気ファリダットは後方追走から追い込んだものの5着に終わっている。
勝ったキングスエンブレムは、父ウォーエンブレム、母がJRA1勝のスカーレットレディ(その父サンデーサイレンス)。同厩の半兄に今年のフェブラリーS(GI)など重賞9勝のヴァーミリアン(牡6、父エルコンドルパサー)、05年東海S(GII)など重賞3勝のサカラート(牡8、父アフリート)がいる血統。
昨年11月のデビュー戦(京都・芝2000m)を快勝。その後もエリカ賞(500万下)3着、福寿草特別(500万下)2着、若駒S(OP)3着と特別戦で好走を続けていた。通算成績5戦2勝。