【宝塚記念】道悪で浮上するのはキズナ産駒 “GI未勝利の賞金王”が悲願のビッグタイトル獲得なるか

2024年06月21日 16:45

前走の天皇賞(春)は3着だったディープボンド(今年4月撮影、ユーザー提供:kaiserさん)

 日曜の京都地方は雨予報となっている。それだけに宝塚記念は、阪神開催ではあるが08年にエイシンデピュティが勝った時以来、実に16年ぶりの重馬場となる可能性も大いにありそうだ。そこで道悪を前提にして春のグランプリを占いたい。

 参考にしたいのは、芝の長丁場における種牡馬別の道悪実績だ。昨年以降の芝2000m以上の重&不良における種牡馬別成績を見ると、キズナ産駒が[12-6-5-29]の勝率23%、複勝率44%と超優秀。ディープインパクト産駒が[5-3-5-34]の勝率11%、複勝率28%、ハーツクライ産駒が[4-6-3-55]の勝率6%、複勝率19%だから、実にダブルスコア以上の差がついている。また、ロードカナロア産駒は[1-2-1-21]の勝率4%、複勝率16%とさっぱり。本質的には短距離向きなので、道悪でスタミナを問われると厳しいのかもしれない。

 宝塚記念にもキズナ産駒が1頭参戦する。「GI未勝利の賞金王」ディープボンドだ。ハイレベルの上がり勝負になると切れ負けするイメージがあるだけに、時計と上がりがかかるのはプラス。実際、JRAの重では[1-0-2-0]の複勝率100%。他の馬が苦にするのであれば、間違いなく道悪は有利に働く。

 京都のGIでは何度も好勝負を演じてきた。変則開催による舞台変更、さらには雨も味方につけて、今度こそビッグタイトルをつかみ取ってみせる。

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