16日、中山競馬場で行われた6R・3歳500万下(芝2000m)は、武豊騎手騎乗の1番人気クリスタルウイング(牡3、美浦・藤沢和雄厩舎)が、好位追走から直線に向いて伸び、ゴール前の競り合いから1馬身差抜け出して優勝した。勝ちタイムは2分03秒7(良)。2着には4番人気マイネルプレーザ、さらにクビ差の3着には2番人気トレノクリスエスが入った。
勝ったクリスタルウイングは、父アドマイヤベガ、母フェアリードール(その父Nureyev)という血統。半姉にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯-GI、ドバイワールドC-首G1・2着)、ビーポジティブ(クイーン賞-交流GIII)、半兄にサイレントディール(シンザン記念-GIII、武蔵野S-GIII、佐賀記念-交流GIII、いずれも父サンデーサイレンス)がいる。05年セレクトセール当歳にて1億7000万円(税抜)で落札されていた。
2月17日の新馬戦(東京・芝1800m)は5着に敗れたものの、1日の未勝利戦(中山・芝2000m)では内田博幸騎手を鞍上に鋭い伸び脚を発揮し、初勝利を挙げていた。通算成績3戦2勝。