牝馬限定の小倉芝1800メートルは
マジカルフェアリーが2馬身差V。道中じっくり構えて中団で折り合いをつけると、しまいはスパッと切れて突き抜けた。メンバー最速の上がり3F34秒6を計時。いい瞬発力が備わっている。びっしり追い切りを重ねたわけではなく、伸びしろは十分。来春を意識できる好素材だ。
同じく牝馬限定の福島芝1800メートルは末脚勝負の
ホウオウガイアが3馬身差で突き抜けた。前向きな気性ながら競馬では、うまく脚をためられたことが収穫。08年春の天皇賞馬アドマイヤジュピタのめいっ子にあたり、奥が深い血統だ。
函館ラストの芝1800メートルは先手を奪い、前半ゆったりしたペースで逃げた
アスクシュタインが1馬身半差で勝ち名乗り。テンからスッと行き脚がつくのがいい。緩急の付け方がうまく、レースぶりからセンスの良さがうかがえた。