セレクションセールの様子(写真は昨年の前日展示、撮影:田中哲実)
サラブレッド1歳市場の「セレクションセール2024」が22日、北海道・新ひだか町の北海道市場で開幕した。初日は134頭が上場され、内127頭が落札。売却総額は32億6600万円(税抜、以下同)で、売却率は94.8%だった。
4000万円以上の高額取引馬は19頭。最高額となったのは「スターズアラインドの2023」(牡、父キズナ)で1億円。半姉に21年JBCレディスC覇者のテオレーマがいる。落札者は坂口直大氏で、金額はセレクションセール歴代2位の記録となる。
次点は「エスミラクルの2023」(牡、父フィレンツェファイア)で8400万円。父は17年のシャンペンS(米G1)など重賞9勝を挙げた快速馬で、現1歳が初年度産駒となる。また、祖母のサンビスタは15年チャンピオンズCなど重賞6勝。「テイエム」の冠名で知られる竹園正継氏が落札した。
牝馬で最高額となったのは「パドックシアトルの2023」(牝、父キタサンブラック)で5200万円。母はアルゼンチン産馬で、同国のG2、G3を1勝ずつしている。広尾レース(株)が競り落とした。
セレクションセールは24日まで行われ、計3日間で約500頭が上場される。