20、21日の福島、小倉、札幌を舞台に2歳新馬戦が計8レース行われ、土曜札幌5R(ダート1700m)では1番人気の
ナチュラルライズが好位追走からラ
イバルをグングン引き離す、圧倒的なパフォーマンスで勝利した。2着に6馬身差、3着はさらに大差離れた独走劇を演じて、勝ち時計の1分45秒7は札幌の新馬戦(良馬場)で歴代最速タイ。ダート路線の主役になる。土曜福島5R(芝2000m)を7馬身差&馬なりで"圧逃"した
ピコチャンブラック、日曜札幌5R(芝1800m)でレコードVの
キングスコールも有望株だ。
先週の新馬勝ち馬評価一覧
ナチュラルライズ(牡、父
キズナ、美浦・伊藤圭)
土曜札幌5R・ダート1700m、横山武「調教からすごくいい馬だと感じましたが、かなり緩くて使いながら良くなっていけばと思っていました。緩いなかでどんな競馬ができるかでしたが、のちのち大きいところを狙えるくらいでしたね。無事に成長していってほしいです」(レース評価A、将来性★★★★★)
ピコチャンブラック(牡、父
キタサンブラック、美浦・上原佑)
土曜福島5R・芝2000m、石橋脩「
スピードが違い過ぎましたね。4角で勝手にギアを上げてくれたし、きょうは自分がやることがありませんでした。まだギアがありそう。今後はどんなポジションでも落ち着いて運べればいいですね。楽しみな馬です」(A、★★★★)
キングスコール(牡、父
ドゥラメンテ、栗東・矢作)
日曜札幌5R・芝1800m、藤岡佑「調教の感じから素質を感じていましたが、緩さや気性の幼さがありますね。レースでは持っている
スピードと開幕週ということもあり完勝でした。気性の危うさがついて回りそうなので、いい方へ向いてほしいです」(A、★★★★)
ジュンライデン(牡、父
レイデオロ、栗東・友道)
土曜小倉5R・芝1800m、荻野極「調教からずっと手伝っていた馬で、思い通りの走りをしてくれました。課題は見つかったところもありますが、いいレースができましたし、この先の成長が楽しみです」(B、★★★★)
ブラックルビー(牝、父
キズナ、美浦・田中博)
日曜福島5R・芝1800m、戸崎圭「攻め馬からいい動きをしていたので、それが競馬につながればと思っていました。その通りに走ってくれましたね。乗りやすかったです」(B、★★★★)
ブルーレース(牝、父
モズアスコット、栗東・宮本)
日曜小倉5R・芝1200m、坂井「すごく性格のいい馬です。ゲートはまだ遅かったけど、途中からハミを取ってくれて直線でもいい脚を使ってくれました。今後が楽しみになる内容だったと思います」(B、★★★)
ミーントゥビー(牝、父
リアルインパクト、美浦・堀内)
土曜福島6R・芝1200m、松岡「センスのいい馬と思っていたけど、ゲートを出なくてスムーズな競馬ではなかった。のちのちは競馬がうまい馬になると思うが、不器用な競馬になってしまった。上のクラスでも
スピードは通用する。距離は千四までなら大丈夫」(C、★★★)
アブキールベイ(牝、父
ファインニードル、栗東・坂口)
日曜福島6R・芝1200m牝馬限定、石川「人気馬を見ながら運んで、コントロールもうまく利いていましたね。こちらの指示通りに反応してくれました。広いコースでも大丈夫そうだし、1F延びても対応できそうです」(C、★★★)
(レース評価は馬サブロースタッフによるS、A、B、C、Dの5段階。将来性評価は★5が最高)