23日、中山競馬場で行われたス
プリングS(3歳牡牝、GII・芝1800m)は、小牧太騎手騎乗の6番人気
スマイルジャック(牡3、美浦・小桧山悟厩舎)が、好スタートから一旦はハナを切ったが好位に控えると、直線半ばで抜け出し、11番人気
フローテーションにクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分48秒9(良)。さらに1.1/2馬身差の3着に1番人気
ショウナンアルバが入った。2番人気
サダムイダテンは12着。なお、上位3頭には皐月賞(GI)への優先出走権が与えられる。
勝った
スマイルジャックは、父タニノギムレット、母はJRA1勝の
シーセモア(その父サンデーサイレンス)。半姉に昨年の
フロイラインC(旭川)を勝った
ティンバーランド(父ティンバーカントリー)がいる血統。
昨年9月のデビュー戦(新潟・芝1600m)を制すと、続く芙蓉S(OP)、いちょうS(OP)でいずれも2着し、続く東京スポーツ杯2歳S(GIII)は3着。今年に入り、1番人気に推された若竹賞(500万下)は
ショウナンアルバ、
アサクサダンディの3着に敗れたが、前走のきさらぎ賞(GIII)で2着に入っていた。通算成績7戦2勝(重賞1勝)。
鞍上の小牧太騎手は、昨年の
シルクロードS(GIII、エムオーウイナー)以来のJRA重賞制覇で、通算9勝目。管理する小桧山悟調教師は、03年のアイビスサマーダッシュ(GIII、
イルバチオ)以来のJRA重賞制覇で、通算2勝目となった。
なお、
スマイルジャックの父タニノギムレットは02年の勝ち馬で、このレース父仔制覇となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。