23日、阪神競馬場で行われた阪神大賞典(4歳上、GII・芝3000m)は、岩田康誠騎手騎乗の4番人気アドマイヤジュピタ(牡5、栗東・友道康夫厩舎)が、終始2番手追走から直線入り口で先頭に替わると、好位から追い上げた5番人気
アイポッパーに2.1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは3分08秒7(良)。1番人気の
ポップロックは3番手追走から前を捕らえ切れず、さらにクビ差の3着に敗れている。
勝ったアドマイヤジュピタは、父フレンチデピュティ、母はJRA2勝の
ジェイズジュエリー(その父リアルシャダイ)。伯母にプロモーション(クイーンS-GIII)がいる血統。03年セレクトセール当歳にて4100万円(税抜)で落札されている。
05年11月にデビューし、3戦目で初勝利。その後も芝の中距離戦で安定した走りを続け、格上挑戦で臨んだ昨年のアルゼンチン共和国杯(GII)で重賞初制覇を飾った。プラス16kgで出走した前走の日経新春杯(GII)は1番人気で4着に敗れたが、今回は10kg馬体を絞っての出走だった。通算成績12戦6勝(重賞2勝)。
鞍上の岩田康誠騎手は根岸S(GIII、
ワイルドワンダー)に続く今年のJRA重賞4勝目で、通算15勝目。管理する友道康夫調教師は昨年のアルゼンチン共和国杯(アドマイヤジュピタ)に続くJRA重賞制覇で、通算では5勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。