ばんえい競馬の大一番「第36回ばんえいグランプリ」(6頭)が、ばんえい帯広競馬場で行われ、単勝1.2倍の圧倒的1番人気、このレース3連覇中のメムロボブサップ(牡8＝坂本東)が快勝。4連覇を達成した。

　メムロボブサップは第一、第二障害ともスムーズにクリア。最後はコマサンエースを振り切り、94年アサギリ以来となる、このレース4連覇を決めた。

　阿部武臣騎手は「勝ててホッとしている。いつも通りのレースをすればいいと、それだけを考えていた。第二障害を越えてからコマサンエースに勢いがあったのでドキッとしたが、ここは負けられないと思って騎乗した。勝ててよかった」と話した。

　坂本東一師は「この暑さで熱中症などの心配はあったが、最高の状態でレースに臨めた。阿部騎手の努力が実ったのだと思う。スタートした時点で、全馬そろって焦ることなく出てきたので勝てると思った。レースは安心して見ることができた」と語った。

　これが47勝目(104戦)。重賞は18勝目となった。