30日、荒尾競馬場で行われた9R・球磨川C(アラ系A、ダート1500m、1着賞金25万円)は、杉村一樹騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.0倍)モナクカバキチ(牡9、荒尾・幣旗吉昭厩舎)がスタートから先手を取ると、直線では後続を突き放し、2番人気キングダイオーに大差をつけて圧勝した。勝ちタイムは1分37秒4(不良)。さらに1.1/2馬身差の3着には5番人気ファイナルレディーが入った。
勝ったモナクカバキチは、父ホマレブルショワ、母フジミネエリカ(その父アリラバット)という血統のアラブ馬。01年10月に福山でデビューし、これまでに佐賀、金沢、愛知などを経て、02年銀杯(福山)、04年黒百合賞(金沢)、05年名古屋杯(名古屋)と重賞を3勝。昨夏に現厩舎へ移籍し、移籍後はこれで15戦10勝、2着3回と安定した成績を残している。通算成績115戦47勝(重賞3勝)。
モナクカバキチはこの勝利でデビュー以来の勝利数を47とし、エスケープハッチ(牡8、高知・田中譲二厩舎)の50勝に次ぐ歴代単独2位に浮上した。歴代勝利数ベスト5は以下の通り。
◆地方競馬・歴代勝利数ベスト5
50勝 エスケープハッチ(アラ、牡、高知)
47勝 モナクカバキチ(アラ、牡、荒尾)
46勝 ニホンカイキャロル(アラ、牝、益田・福山)引退
44勝 バリモスマンナ(アラ、牡、益田・福山・高知)引退
43勝 ブライアンズロマン(サラ、牡、栃木)引退