グロスビークの曾祖母エアグルーヴ(撮影:高橋正和)
名牝系からまたまた大物候補が登場だ。一族に活躍馬ズラリの
グロスビーク(牡2、美浦・田中博康厩舎)が、日曜新潟5Rの2歳新馬(芝1800m)で初陣Vを狙う。
グロスビークは父
シスキン、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハの血統。母は12年に京阪杯で2着、スワンSで3着の活躍馬。半兄の
デシエルト、半姉の
スカイグルーヴはオープンまで出世している。母系を遡れば、祖母の
アドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母の
エアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母の
ダイナカールは83年のオークスを制している。近親にも
ドゥラメンテ、
ルーラーシップ、オレハマッテルゼ、
ジュンライトボルトとGI馬がズラリ。昭和から令和まで日本競馬を引っ張ってきた名門ファミリーの出身だ。
1週前のWで5F65秒4-1F11秒5の好時計をマークするなど、ここまで水準以上の動きを見せている。田中博康厩舎と
エアグルーヴ牝系は相性が良く、
ローシャムパークと
ミッキーファイトが重賞勝ち。加えて鞍上は頼れるルメール騎手だから、ここはあっさりと突破してほしい。