1週前追い切りを行ったトウシンマカオ(右)はビップレーヌと併せ馬(カメラ・荒牧 徹)
 
◆第38回
セントウルS・G2(9月8日、中京競馬場・芝1200メートル)1週前追い切り=8月29日、美浦トレセン
     ス
プリント重賞3勝の
トウシンマカオ(牡5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父
ビッグアーサー)は、ここが秋の始動戦になる。
     この日は角馬場で体をほぐすと、スタンド前からキャンターでWコースを半周。その後は同コースで1週前追い切りに臨み6ハロン81秒3―11秒3。6、7馬身先行した
ビップレーヌ(3歳1勝クラス)を相手に2馬身ほど先着したが、手綱を執った菅原明良騎手は「動くは動くけど緩さがあって、もうひとつ。今週ビシッとやって変わってくれれば」と慎重な
ジャッジ。高柳瑞樹調教師も「時計も出ているが、少しまだ重い感じ。このひと追いと週末でどれだけ変わるか」と同様の評価だった。
     あくまで目標は3走前にオーシャンSを制した舞台で行われるスプリンターズS(9月29日、中山)。指揮官は「左回りは得意ではないし、それも承知の上で使う。スプリンターズSに向けていい
ステップになれば」。その先の大一番までを見据えて態勢を整える。