6日、中山競馬場で行われたダービー卿チャレンジT(4歳上、GIII・芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の4番人気{horse=2003102527:サイレントプライド}(牡5、美浦・国枝栄厩舎)が、レース序盤から先手を取ると、直線に向いてもしぶとく踏ん張り、9番人気ドラゴンウェルズをクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分34秒2(良)。さらに3/4馬身差の3着には16番人気ダンスフォーウィンが入り、3連単は1,001,530円の波乱となった。1番人気マルカシェンクはスタートで立ち遅れて8着に終わっている。
勝ったサイレントプライドは、父フレンチデピュティ、母がJRA3勝のサイレントプレアー(その父サンデーサイレンス)。半兄に05年エプソムC(GIII)を制したスズノマーチ(父ティンバーカントリー)、全弟に昨年の青葉賞(GII)で2着したトーセンマーチ(牡4、栗東・小崎憲厩舎)がいる血統。
05年7月のデビューから2戦目で初勝利を挙げると、その後もマイル戦で勝ち星を重ね、07年アクアマリンS(1600万下)を勝ってオープン入り。これまで重賞では3度の1番人気に推されるも、07年新潟大賞典(GIII)2着、07年エプソムC・3着など惜敗が続いており、今回が念願の重賞初勝利となった。通算成績16戦7勝(重賞1勝)。
鞍上の横山典弘騎手は中山記念(GII、カンパニー)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算96勝目。管理する国枝栄調教師は先週の日経賞(GII、マツリダゴッホ)に続く今年のJRA重賞2勝目で、通算では15勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。