10日、名古屋競馬場で行われた東海桜花賞(4歳上、ダート1400m、1着賞金300万円)は、安部幸夫騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.4倍){horse=2002102150:キングスゾーン}(牡6、愛知・原口次夫厩舎)が道中好位追走から徐々にポジションを上げ、4角手前で先頭に並びかけると、直線では4番人気コスモスパーブ(愛知)の追撃を1/2馬身差振り切り優勝した。勝ちタイムは1分27秒4(不良)。さらに2.1/2馬身差離れた3着には2番人気ゴールデンキャスト(兵庫)が入った。なお、ラントゥザフリーズ(笠松)は疾病のため競走除外となっている。
勝ったキングスゾーンは、父キングヘイロー、母マチスマリン(その父Al Nasr)。叔母に04年マリーンC(交流GIII)を制したベルモントビーチがいる血統。
05年5月に美浦・阿部新生厩舎からデビューし、未勝利のまま同年11月に現厩舎へ移籍。転厩初戦から3連勝するなど着実に勝ち鞍を積み重ね、06年オータムスプリントC(金沢・ダート1400m)で重賞初制覇。昨年のサマーチャンピオン(交流GIII)で交流重賞勝ちを果たし、南部杯(交流GI)では地方馬最先着の4着。今年の始動戦となったマイル争覇(名古屋)を快勝して重賞3勝目をマークするも、前走は名古屋大賞典(交流GIII)に臨み7着に敗れていた。通算成績50戦19勝(うちJRA6戦0勝、重賞4勝)。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。