◇Road to 2025
今週の注目は中京土曜5R芝1400メートル戦。父
キタサンブラックを手がけた清水久厩舎が送り出す期待の新馬
ラミントン(牝=清水久)だ。母ルモスティは
オーストラリアで芝1600メートルと芝1000メートルのG2を勝つなど短距離路線で活躍。豊富な
スピードを受け継いでいる。同日の中山5R芝2000メートルでは
レガレイラの半妹
セラドピラール(牝=稲垣、父
シュヴァルグラン)がデビュー予定。姉と同じく切れ味が備わっていそうだ。
清水久厩舎に縁のある
キタサンブラック産駒が登場だ。
ラミントンの父はかつて同厩舎でG1を7勝し、種牡馬としても
イクイノックスなどを出した名サイアー。母ルモスティは豊富な
スピードを武器に
オーストラリアの短距離戦線で名をはせてG2・2勝。期待の良血馬が初陣に臨む。
担当の久保助手は「
キタサンブラック産駒の牝馬はハミに対して真面目なところがあるけど、この馬は反対ですね。もうちょっと前進気勢が欲しい」とおっとりとした性格も相まって、精神的な部分でいえばまだ幼い。ただ、裏を返せば十分、伸びしろを残している証拠。「一走してピリッとしてくれば」と先を見据えている。デビュー戦に向けても準備に抜かりはない。「順調に乗り込めている。追い切るたびに体が引き締まっている」と日々の変化を実感している。
7日には厩舎所属の吉村(レースは北村友)を背にCWコースでいっぱいに追われて6F84秒9、ラスト1Fは11秒2の好時計を刻んだ。「誠之助に乗ってもらって、しまいの脚が良かった。時計的にも2歳の水準はあると思うし、新馬戦からやれそうな雰囲気はある」と期待を寄せる。1週前追い切りでジョッキーがまたがって、さらに上昇。臨戦態勢は整いつつある。
舞台である中京1400メートルに関しては「うまく手前を替えてくれる。左回りも問題ない。(近場の)中京なので輸送も気にならない」と
ジャッジ。半姉
ベアゴーゴー(父
ロードカナロア、3歳1勝クラス)は芝1000〜1200メートルで【1・6・1・2】と安定した成績を残す。血統的にも
スピードに優れていて、おおむね適性はありそうだ。厩舎としても先週、同じ
キタサンブラック産駒
モルティフレーバーで今年の2歳戦を初勝利。勢いに乗って新馬勝ちを狙う。