「セントライト記念・G2」(16日、中山)
皐月賞2着、ダービー6着と春のクラシックで上位を争った
コスモキュランダが、秋初戦を迎える。1週前追い切りは美浦Wで
ソニックロプロス(3歳1勝クラス)と併せ馬を行い、6F84秒0-37秒5-11秒5の時計で2馬身半先着。加藤士師は「今のところ変な悪さをするところは見られません。その辺りは春よりもいいですね」と気性面の変化を口にした。
弥生賞ディープ記念で重賞初Vを飾ると、皐月賞でも
ジャスティンミラノの首差2着に激走。続くダービーは出遅れた上に、レースの後半3Fが33秒8と不得手な瞬発力勝負で6着に終わったが、最後までしぶとく伸びて底力を見せた。成長を感じる内容に、トレーナーは「強いメンバー相手に頑張って走ってくれた。改めて能力があると感じました」と振り返る。
今回は重賞Vに、1分57秒1の好時計で走破したG1で2着に入るなど、自身が最も得意とする中山での戦い。「舞台はいいですね。ジョッキーも分かっているし、うまく乗ってくれると思います」と指揮官。M・デムーロの手腕を信頼しつつ、条件的な部分にも大きな魅力を感じている。
「この先についてはこれからになるけど、秋初戦なので頑張ってほしいですね」。まずはここで結果を残して地盤を固め、その先にある大きなステージに向かって突き進む。