今週の日曜日は、中山競馬場でオールカマー(GII・芝2200m)が行われます。
13年以降に中山芝2200mで開催されたオールカマー(計10レース)では、前走で中央場所(東京、中山、阪神、京都)に出走していた馬が6勝2着5回3着6回となっています。一方、前走がローカル場所だった馬は3勝2着4回3着3回と劣勢です。
中央場所は主要なGIが行われる競馬場ですし、ローカル場所よりもメンバーレベルが高くなる傾向にあります。前走でレベルの高いメンバーとのレースを経験している事が、オールカマーにおいてはアドバンテージになると言えるのではないでしょうか。
今年のオールカマーに出走する馬についても、まずは前走でどの競馬場に出ていたかは欠かさずにチェックしたいところ。その上で過去の傾向などを踏まえて、馬の取捨選択をしていきたいところです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
先週のセントライト記念は【残った馬】のアーバンシック、コスモキュランダでワンツー決着。今回と同じ舞台で行われた今年1月のAJCCでも【残った馬】のチャックネイトとボッケリーニでワンツー決着と結果を残しています。
今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走函館に出走(ただし、前走で重賞を勝利している馬は除く)
[0-0-0-10]複勝率0%
該当馬:サヴォーナ、ナイママ、リカンカブール
※特に言及のない限り、データは13年以降の中山芝2200mで開催されたオールカマー(計10レース)を対象にしています。
上位人気が予想されるサヴォーナが該当しました。
前走がローカル場所だった馬は苦戦傾向にあるのは先述した通りです。その中でも前走が函館だった馬は不振となっています。
データ対象期間のオールカマーにおいて、前走函館組で馬券に絡んだのは昨年のローシャムパークのみとなっています。ローシャムパークは前走で函館記念(GIII)に出走。2着に2馬身差をつけて快勝しており、レベルの違いが感じられる走りを見せていました。前走が函館だった馬については、その時のレース格や結果が重要と言えるかもしれません。
サヴォーナの前走は昨年のローシャムパークと同じ函館記念。しかし、ローシャムパークが1着だったのに対し、サヴォーナは4着と馬券にすら絡めていませんので割り引いて考える必要がありそうです。
サヴォーナは重賞で2着になった実績こそありますが、まだ重賞タイトルは獲得できていません。加えて、オールカマーの過去の傾向から割り引く材料があるとなれば、疑ってかかるのも必要なのではないでしょうか。人気が有力で配当妙味も薄いですし、リターンとリスクを考えると積極的に手は出しにくい印象です。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『パーフェクト消去法』を是非お役立てください。