連勝を狙うコンテネレッツア(昨年11月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
通過点にしたい一戦だ。名牝系出身の
コンテネレッツア(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)が、月曜東京8Rの3歳上1勝クラス(芝1600m)で連勝を狙う。
コンテネレッツアは父
エピファネイア、母アドマイヤセプター、母の父キングカメハメハの血統。母は12年に京阪杯で2着、スワンSで3着の活躍馬。半兄の
デシエルト、半姉の
スカイグルーヴもオープンまで出世している。さらに母系を遡ると、祖母の
アドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母の
エアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母の
ダイナカールは83年のオークスを制している。近親にも
ドゥラメンテ、
ルーラーシップ、オレハマッテルゼ、
ジュンライトボルトとGI馬がズラリ。昭和から令和まで日本競馬を引っ張ってきた名門ファミリーの出身といえる。
ここまで4戦1勝。昨年11月のデビューから2着、3着、2着と惜敗が続いたが、前走の未勝利(新潟芝1600m)で待望の初勝利を手にした。それも後方から上がり3F33秒3の末脚を繰り出し、2着に5馬身差の大楽勝。初めて着用したチークピーシーズの効果もあったのか、これまで勝てていなかったことが不思議に思える圧巻の走りだった。
今回は昇級戦となるが、前走の走りを再現できれば、連勝は濃厚だ。引き続きルメール騎手を背に迎え、勝ちっぷりに要注目の一戦となる。