昨年のマイルCSを制したナミュール(昨年11月撮影、ユーザー提供:evangelionさん)
末脚自慢の
ナミュール(牝5、栗東・高野友和厩舎)が、マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)で史上7頭目の連覇を狙う。
ナミュールは父
ハービンジャー、母サンブルエミューズ、母の父ダイワメジャーの血統。半妹の
ラヴェルは22年のアルテミスSの覇者で、先週のエリザベス女王杯で2着。同じく
アルセナールは今年のクイーンCで2着だった。そして曾祖母は97年の桜花賞を制した
キョウエイマーチ。叔母の
マルシュロレーヌは21年のBCディスタフを制し、日本馬として初のBC制覇を果たしている。
ここまで17戦5勝。22年のチューリップ賞で重賞初制覇。その後は惜敗が目立ったが、昨年の富士Sで2つ目のタイトルを手にすると、続くマイルCSでGI馬の称号を勝ち取った。その後は勝利こそないが、香港マイルが3着、ドバイターフが2着。ヴィクトリアマイルの8着を挟み、安田記念が2着と、一線級相手に好勝負を続けている。今回は5カ月ぶりの実戦となるが、もともと休み明けを苦にするタイプではないので問題ないだろう。
先週のエリザベス女王杯では同じく高野厩舎に所属する5歳牝馬・
スタニングローズが、自身の半妹の
ラヴェルを2着に退けて、GI・2勝目を挙げた。今週は自分の番。同級生と同じくC.デムーロ騎手を鞍上に迎え、2つ目のタイトルを掴み取ってみせる。
【マイルCSの連覇】
・84&85年…ニホンピロウイナー
・91&92年…ダイタクヘリオス
・97&98年…タイキシャトル
・03&04年…デュランダル
・06&07年…ダイワメジャー
・20&21年…
グランアレグリア