<東京12R・ジャパンC>レースを制した武豊騎乗のドウデュース(撮影・河野 光希)
 
 ◇G1・ジャパンカップ(2024年11月24日 東京芝2400メートル)
 国内外の強豪が集った「ジャパンカップ」は、武豊が騎乗した1番人気
ドウデュース(牡5=友道)が制し、G1通算5勝目を挙げた。
 レース後、JRAのYouTubeチャンネルで武豊のジョッキーカメラが公開された。前走の天皇賞・秋では序盤にカメラに泥が付着して画面は真っ暗に。音声のみを楽しむ仕様となっていたが、この日はクリアな視界で届けられた。
 道中は後方から。直線では急激に加速し、風を切る音とともに一気に先頭に躍り出た。ゴール後、武豊は「めっちゃ引っかかった。いや〜引っかかった。凄い馬だ!」とパートナーを称えると、国際レースらしく「
アンビリーバボー!」と声を上げた。
 引き上げてくると、関係者に「引っかかったわ。いや〜、もう手ちぎれるわ。凄いわ、でも。馬なりで飲み込んだもんな。こんな馬いないで」と話した。
 「よっしゃ、有馬いこ、有馬。無事なら。有馬の方が競馬しやすいかもな」とラストランを見据えていた。
 ファンももちろんクリアなジョッキーカメラに大歓喜。「圧倒的な
スピードやん」「今回もすごい会話が聞けて良き」「ほんとに最高のエスコートだったわ 馬も人も
アンビリーバボーです」などの声が上がっていた。
 ▼ジャパンカップ 70年代後半に「世界に通用する馬づくり」が提唱され、81年に創設された。第1回に参戦した外国馬は北米とアジアの8頭だった。日本馬の初勝利は84年のカツラギエース。外国馬の勝利は05年のアルカセットを最後に途絶えている。