20年の阪神JFを制したソダシ(20年12月撮影、ユーザー提供:俺ん家゛さん)
 
 もう4年も前のことになる。
ソダシが白毛馬として初めてGIを制した20年の阪神JFである。この機会に白毛馬のGI挑戦の歴史、そして
ソダシの偉業を振り返ろう。
 白毛馬として初めてGIに挑んだ馬は
ユキチャンだった。08年の関東オークスを制し、白毛で初の重賞ウイナーとなったアイドル。その後は苦戦が続いていたが、同年の秋華賞に参戦。武豊騎手とのコンビで注目を集めたものの、先団から粘りを欠いて1秒4差の17着に大敗。結果的にこれが最後の芝のレースとなった。その後の交流ダート重賞での活躍ぶりは広く知られるところだ。
 それから12年後、
ユキチャンの姪となる
ソダシがデビューした。新馬、札幌2歳S、アルテミスSとデビュー3連勝。そして2歳女王を決める阪神JFには単勝3.2倍の1番人気で参戦。先団馬群から直線で抜け出すと、外から迫る
サトノレイナスを鼻差抑え、無傷の4連勝でGI馬の称号をつかみ取ったのだった。
 その後、
ソダシは桜花賞、ヴィクトリアマイルとGIを2勝した。ただ、残念ながら「2頭目のJRA・GI馬」は出てきていない。
シロニイと
ハヤヤッコが挑んだものの、厚い壁に跳ね返されているのだ。
ソダシに続く
タイトルホルダーの誕生を楽しみに待ちたい。