ダーレー・ジャパンは10日、公式Xにおいてフリオーソ(牡20)の種牡馬引退を発表した。
同馬は父ブライアンズタイム、母ファーザ、母の父Mr. Prospectorの血統。現役時代は船橋の川島正行厩舎に所属。06年の全日本2歳優駿ほか、07年ジャパンダートダービー、08年・10年帝王賞、11年川崎記念、かしわ記念と、ダートGI級競走で6勝を挙げた。
また、11年のフェブラリーSでは、トランセンドに次ぐ2着に健闘。07年、08年、10年、11年のNARグランプリ年度代表馬に選出されるなど、地方競馬史に残る活躍を見せた。船橋競馬では功績を称え、重賞のフリオーソレジェンドCが行われている。
引退後は種牡馬入り。初年度産駒のフリビオンが高知生え抜きとして存在感を示し、16年産駒のヒカリオーソが東京ダービー(当時SI)を勝つなど、これまで23頭の重賞ウイナーを送り出している。地方での産駒勝利数は1500を超え、地方サイアーランキングでは常に上位をにぎわせてきた。
今後は現役時の担当厩務員として知られるクリス・モル氏が代表を務める「CRステーブル」で余生を過ごす。ダーレー・ジャパン公式Xは、「これまでに本馬をサポート頂きました関係者の皆様、そして、ファンの皆様にあらためて御礼申し上げます。ありがとう、フリオーソ!」とコメント。感謝の思いとともに同馬をねぎらった。
(ダーレー・ジャパン公式Xより)