栗東坂路で充実ぶりをアピールしたミュージアムマイル(左)
「朝日杯FS・G1」(15日、京都)
未勝利-黄菊賞を連勝と勢いを持って挑む
ミュージアムマイルが11日、栗東坂路で充実ぶりを示した。先週に続き、
レオテミス(3歳2勝クラス)との併せ馬。パートナーの動きを見ながら坂を駆け上がり、楽な手応えでしっかりと併入に持ち込んだ。1週前に負荷をかけたことで鋭さが増した印象。気負いも見られない。
4F53秒6-38秒2-12秒1を計時したアクションを見届けた高柳大師は「先週びっしりやっているので調整程度ですが、思っていた以上に時計が出ましたね。前回もいいと思いましたし、いい意味で変わらず来ています。マイルになることも考えた上で、動く相手と併せた。先週の時点で前回の1週前より動いていましたからね」と体調の良さは確認できている。
ここまでの3戦全てでメンバー最速上がりをマークしているように、末脚の精度は高い。3着に終わった初戦以来となるマイル戦に向け、「課題はゲートですね。駐立の練習にも毎週行っていますが、問題はないです。荒れた馬場も気になりませんよ」とトレーナー。連勝を続けて王座奪取へ-。淀のマイルで信じた末脚を放つ。