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【朝日杯FS】父は今年限りで種牡馬引退のバゴ トータルクラリティが最後の大物となるか

2024年12月14日 20:42

新潟2歳Sを制したトータルクラリティ(今年8月撮影、ユーザー提供:もふさん)

 新潟2歳Sを制したトータルクラリティ(牡2、栗東・池添学厩舎)が、朝日杯フューチュリティ(2歳牡牝・GI・芝1600m)で無敗戴冠を狙う。

 トータルクラリティは父バゴ、母ビットレート、母の父スペシャルウィークの血統。父は04年の凱旋門賞馬。父としてクロノジェネシスとビッグウィークのGI馬2頭を筆頭に、ステラヴェローチェやオウケンサクラなどの活躍馬を送り出したが、今年限りで種牡馬を引退した。一方、母はJRAで2勝。祖母のスルーレートは05年にフラワーCで2着、クイーン賞で3着の芝ダート二刀流だった。また、近親には19年の紫苑S覇者のパッシングスルー、昨年の中山牝馬Sを制し、宝塚記念で2着だったスルーセブンシーズなどがいる。

 ここまで2戦2勝。6月京都の新馬(芝1600m内回り)は好位から鋭く脚を使っての完勝。続く前走の新潟2歳Sは先団追走から残り300mで先頭へ。一旦は2着馬に前に出られながら、差し返して重賞初制覇を果たした。決して派手に勝つタイプではないが、2歳馬離れした勝負根性は大きな武器といえる。

 ここで無敗戴冠となれば、一気に来春のクラシックの主役候補となる。父の最後の大物となれるか、その走りに要注目したい。

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