【朝日杯FS】パンジャタワー 豪脚リハ!連勝の勢い十分 父の雪辱果たす 橋口師満足げ「すごい動き」

2024年12月13日 06:00

 栗東坂路を力強く駆け上がるパンジャタワー(撮影・石湯恒介)

 「朝日杯FS・G1」(15日、京都)

 新馬戦、京王杯2歳Sを連勝中のパンジャタワーが12日、栗東坂路で最終リハ。ラスト1F11秒7の鋭い末脚を披露し、万全の態勢を見せつけた。京王杯2歳Sの覇者が朝日杯FSを勝てば84年のグレード制導入以降、6頭目となるが、今の勢いならば2歳マイル王の座に駆け上がってもおかしくない。

 無傷2連勝中のパンジャタワーが2歳マイル王奪取をアピールした。栗東坂路で追われ、馬場の真ん中から15秒3-13秒4-12秒3と右肩上がりでラップを刻むと、最後は馬なりのまま1F11秒7をはじき出した。

 4F52秒7。「馬なりで(ラスト1F)11秒台。すごい動きでした。自分からハミを取ってグイグイと走ってくれた。それでいて(前半は)抑えも利いたメリハリのある追い切りが消化できましたね」。橋口師は満足そうに目を細めた。

 中京の新馬戦でスピードを見せつけて快勝し、京王杯2歳Sでは折り合いに専念して7番手から差し切って重賞初Vを果たした。1200メートル、1400メートルと使われてのマイル戦。指揮官は「馬体は短距離向きですが、頭のいい馬ですし、前走は折り合いもついていました。マイルでも問題はないと思う」と距離克服への自信をみせた。

 84年のグレード制導入以降、京王杯2歳Sと朝日杯FSを勝ったのは85年ダイシンフブキ、96年マイネルマックス、97年グラスワンダー、03年コスモサンビーム、10年グランプリボスの5頭。父タワーオブロンドンは京王杯2歳Sを勝ちながら、この舞台で3着と星を落とした。

 「課題らしい課題がない馬です。一戦一戦、確実に成長、状態もアップさせてきた」とうなずいた橋口師。順調に階段を駆け上ってきたパンジャタワーならば、父の雪辱を果たすことも可能だ。

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