シャープな伸び脚を披露したレガレイラ(中央)=撮影・園田高夫
「有馬記念・G1」(22日、中山)
昨年の
ホープフルS以来、約1年ぶりの勝利を目指す
レガレイラは18日、新コンビを組む戸崎圭と初コンタクトを取った。朝一番の美浦Wに登場し、
ルージュサリナス(3歳1勝クラス)と
カーペンタリア(5歳3勝クラス)の間で折り合いはピタリ。しまい重点にシャープな伸び脚を披露し、6F84秒6-38秒9-11秒4をマークした。
戸崎圭は「いい馬ですね。体調の良さも感じました」と好感触を得た様子。この馬の課題であり、騎手に課せられる最大のミッションはスタート。そのため追い切りではキャンターの“出だし”に重きを置いたが、「スムーズに出ましたし、操縦性も問題はなかった」と不安を払拭して安どの表情を浮かべた。
復活なるか。近況について、木村師は「今年一年、なかなか彼女の本来のパフォーマンスを私自身が導き出せていない」と苦しい胸の内を吐露したが、当初に描いた秋のローテを進み「計画通りの中でマネジメントしている」とブレることなく信じた道を歩んできた。
過去のデータからも、3歳馬も牝馬も活躍している暮れの
グランプリ。付け入る隙は十分ある。「斤量の有利さを生かしてうまく立ち回れれば。コース形態や馬場状態も含め、想定されるなかでは、やってやれないことはないと思って挑戦します」と指揮官。最後の大一番で輝きを取り戻すか。