兵庫クイーンセレクションを制覇したドライブウェイと関係者(撮影・中山伸治)
「兵庫クイーンセレクション」(23日、姫路)
1番人気で、高知の
ドライブアウェイが、4角先頭から後続に大差をつけて押し切り、重賞2勝目を挙げた。2着には7番人気で、地元の
レイナボニータが直線で大外を伸びて入り、3着には3番人気で笠松の
プチプラージュが好位から末脚を伸ばして続いた。
高知で3歳世代最強と評価される
ドライブアウェイが、前走の雪辱を果たし、その能力を存分に発揮した。「前走はスタートでつまずいてリズムを崩した。今回は2完歩目の速さでいい位置につけた。その時点で勝負できると思った」と工藤真師。連勝街道を再発進する手応えもつかんだ。
4連勝した2走前までは逃げに徹していたが、今回は3番手でレースを進めた。「スタートは五分だったが、追っつけて3番手外のいい位置を取れた。いつでも抜け出せる手応えで楽に競馬ができた」と多田羅誠。向正面から進出すると、1頭だけ
スピードが違った。
次走は3歳重賞の
ネクストスター西日本(3月23日・佐賀)を予定。「初めての輸送をこなしたことで、今後は他場の重賞へも選択肢が広がる。今回の
スピードなら、牝馬だけでなく、牡馬相手でもやっていける」と工藤真師。最強牝馬への成長を思い描く。