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【AJC杯】ダノンデサイル貫禄V! ダービー馬の勝利はスペシャルウィーク以来26年ぶり4頭目

2025年01月27日 05:29

<AJC杯>レースを制したダノンデサイル(撮影・村上 大輔)

 新春の中山最終週を飾るG2「第66回アメリカジョッキークラブC」が26日、中山競馬場で行われ、昨年のダービー馬ダノンデサイルが差し切って貫禄の重賞3勝目を飾った。ダービー馬の同レースVは99年スペシャルウィーク以来、26年ぶり4頭目。中京で行われたダートG2「第30回プロキオンS」は5番人気サンデーファンデーが逃げ切り重賞初制覇。2着はサンライズジパングで、3月4日で70歳定年解散となる音無秀孝厩舎がワンツーを決めた。

 ダービー馬の称号は本物。歴戦の年長馬相手に3着と激闘を繰り広げた有馬記念から中4週。タイトなローテもダノンデサイルには問題なし。好メンバー相手に1番人気で貫禄の差し切り勝ち。「道中で遊び遊び走っている雰囲気でも、これだけのパフォーマンス。まだまだ(奥が)ありそうですね」。初コンビの戸崎も背中から伝わった素質を改めて称賛した。

 ハナを切った前走から一転し中団を追走。人気を分け合ったレーベンスティールと併走する形で進めた。前走とは全く違う競馬でも折り合いはばっちり。3角過ぎからギアを上げ、4角では外めの5番手。直線は大きなストライドで力強く伸びて、内で粘るマテンロウレオ、捲ったコスモキュランダをゴール前で堂々と抜き去った。

 鞍上が勝利を“確信”したのはレース前。「追い切りに乗ってバランスのレベルが高い馬だと思っていたが、返し馬でもその良さを感じることができた」。道中の運びは思った通り。「スタートは上手で前めにつけられる馬。後はあまり馬に囲まれないように、ということだけ考えていた。ポジションやリズムは良かった。追ってからもしっかり伸びてくれましたね」と会心の勝利を振り返った。

 グランプリから中4週での参戦は、安田師にとってチャレンジだった。前走後に感じた“違和感”。それを消し去るために出走を決意した。短い期間でも調教量を増やし、その方法も試行錯誤。「(変化が)どう出るかを確認するレースだった。調教量を増やしたことで闘争心がハミ出るところがあったみたいだけど“それくらいの方がレースを組み立てやすかった”と鞍上は言っていた。まだ精神的には大人になっていないし、完全には(課題が)解消していないけど、取り組みの効果は若干出ていたかな」。半信半疑で臨んだ一戦で、結果を残したのは大きな収穫だ。

 今後はいったん放牧に出し連戦の疲れを癒やす。「帰厩後の体の反応やテンションを見てから、いくつか考えているプランをオーナーに相談して決めます」と安田師。一歩ずつ、着実に進化するダービー馬。次の舞台でもさらに強くなった姿を見せてくれるに違いない。

 ◆ダノンデサイル 父エピファネイア 母トップデサイル(母の父コングラッツ)21年4月6日生まれ 牡4歳 栗東・安田厩舎所属 馬主・ダノックス 生産者・北海道千歳市の社台ファーム 戦績8戦4勝(重賞3勝目) 総獲得賞金5億7577万4000円 馬名の由来は冠名+母名の一部。

 ≪過去3頭全て同年G1級制覇≫ダービー馬でAJC杯を制覇した過去3頭は74年タケホープが天皇賞・春、79年サクラショウリが宝塚記念、99年スペシャルウィークは春秋天皇賞&ジャパンCと、その後全て同じ年にG1級レースを勝った。ダノンデサイルも、さらなるタイトル制覇が大いに期待できる。

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