落馬負傷で長期休養中の白浜雄造騎手が引退 「出会ってくれたすべての人馬に感謝」

2025年02月11日 14:44

白浜雄造騎手(21年11月、(c)netkeiba)

 JRAは11日、白浜雄造騎手(栗東・フリー)が2月28日をもって引退すると発表した。

 同騎手は1979年9月25日、長崎県生まれ。98年3月7日にデビューを迎え、同年5月3日の京都6Rで初勝利を飾る。デビュー初年度から障害レースに騎乗し、99年の東京HJをレガシーロックで制して初タイトル。以降もジャンプ重賞で多くの白星を挙げ、05年に中山大障害をテイエムドラゴンで、09年には中山GJをスプリングゲントで制覇した。JRA通算156勝(うち重賞21勝)。

 順調にキャリアを積んでいたが、22年8月27日の小倉SJで落馬負傷。一時は意識不明となる怪我を負い、復帰に向けて懸命なリハビリを続けていたが、このほど引退を決めた。

 白浜騎手は「騎手を続けたかったというのが本音ですが、後遺症のためそれは叶いませんでした。子どもの頃に競馬と出会い、その魅力に惹かれ、今日まで馬と共に歩んできました。騎手でなくなる自分は、いったい何者なのか。正直、今はまだ答えを見つけられずにいます」と胸中を吐露。一方で、「人生はこれからも続いていきます。騎手として、そしてホースマンとして得た経験を胸に、夢中になれる何かと出会うために、一歩一歩、新しい人生を歩んでいこうと思います」とも口にし、前を向いた。

 多くの支えがあったこれまで。「出会ってくれたすべての馬たち、馬主の皆様、調教師の先生方、騎手仲間のみんな。そして、応援してくださったファンの皆様。リハビリ生活を支えてくださった医療従事者の皆様、JRAの皆様へ。心から感謝しています。本当にありがとうございました」と感謝の言葉で27年間の騎手人生を締めくくった。

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